2012年05月18日

荒壁(あらかべ)

荒壁(あらかべ)

塗壁の下塗り。
荒壁は左官工事である。
その後、中塗り、上塗りという工程で壁を仕上げて行く。

茶室においては、荒壁のまま仕上げとするケースがある。
いわゆる、侘びの表現ともいえる。

荒壁仕上げ.jpg


荒壁の材料は、荒木田土と(すさ)

荒木田土(あらきだつち) とは?
水田や河川に堆積した土。
粘土質で保水性、肥料もちはよいが通気性に劣る。

(すさ)とは?
左官材料に混入される繊維状材料の総称。
塗り壁に発生しやすいひび割れの抑止。
今で言うクラック防止策ってところ。

ちなみに(すさ)の代表的なものは 

藁、麻、紙、無機質繊維、etc。

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2012年05月17日

出庇

庇とは、一般的に知られている。

住宅などの窓の上や入り口に付けた片流れの屋根。

別名を霧除け。

これが一番知られている。

この庇の出は、高さ3メートルに90センチ。
これが、春夏秋冬の太陽を効率よく、過ごし易くする庇の出幅だという。
理想の庇。
四季のある日本ならではのサイズである。

縁側などの上に屋根を葺く。
これは、出庇という。
出幅が大きいゆえ、桁と柱で受ける庇というか、屋根といってもいい。

この出庇にも、高さや出幅などバランスを考慮する。

基本は、日本の建築でも洋風建築でも同じ。
視覚的に美しく、機能的且つ強度を意識する。
根拠のない造りは無い。

出庇1.jpeg

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2012年05月16日

屋根の表現

照り屋根(てりやね)=反り屋根とも言う。
弓状に流れの中央部分がたるんでいる屋根で、神社、寺、城郭などで使われる。

反り屋根.jpg


逆に中央部が膨らんだものは起り屋根(むくりやね)。

むくり屋根.gif


照り屋根とむくり屋根の違いは簡単に言うと凸凹。

互いに、ただ湾曲しているのではない。

視覚的な効果。

美的比率。

いずれにしても、屋根の勾配(こうばい)や反り、破風板などの各部分の比率を考慮しなければならない。

容易ではなく職人芸の一つというか、瓦屋、大工の醍醐味ともいえる。

また、むくり屋根は、雨水を効率よく流す効果もある。

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