2012年12月31日

真・行・草の座敷

真の座敷と行の座敷、また草の座敷を区別、分類する事は困難です。

一般的な考えでは、真の座敷は、意匠など見た目を格式高く魅せた書院風造の座敷と捉える。

四畳半に、本勝手、面取り角材、長押、付け書院、本床、飾り棚でまとった座敷。
他と比べて飾る要素が多い。

反対に行の座敷は、真の持つ格式を落とした造り。

長押を付けなかったり、これという特徴は無いが、広間に取り入れられる座敷形体である。
長押を付けたとしても丸太長押。
丸太長押.jpg


そして、草の座敷は、格式などに捉われない自然重視な空間。
利休が愛した、また好んだ草庵の意が込められていると考える。

柱は丸太、長押は無し、土壁、竹などを使った竿縁天井。
自然を意識した、さり気無い意匠。

天井形式も斜めの天井、段差のある天井が目立つ。
床框や床柱などに使用する材料は全て自然の美。
曲がっていても構わない。

これらの座敷を定義付けるものは無く、また真の真、真の行、真の草など細かく分割される。


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2012年12月30日

小間と広間、大座敷

【小間】とは小座敷とも言われ、四畳半以下の間取り。
小座敷を指し、四畳半、長四畳、三畳、三畳台目、二畳、二畳台目、一畳台目と大きさは小さくなる。

【広間】は、四畳半以上から十五畳くらいまでの座敷を指す。
五畳、六畳、七畳半、八畳、十一畳、十二畳・・・十五畳

それ以上となると大広間と言われる。

書院造と数寄屋造で捉え方も違ってくる。
したがって、断定は出来ない。

ましてや、四畳半はどちらにも属する大きさ。
判別は難しいが広さはもちろん詳細と本質から判断するしかない。

小間は、草庵風。

広間は書院風。
書院でも書院造、数奇屋造にも分けられる。

両者の広さは、およそ決まっているが大きな違いは草庵の奥底にある質(草庵風)。
書院の持つ性質(書院風)から分けて考えるべきなのでしょう。

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2012年12月29日

鎖の間(くさりのま)鞘の間(さやのま)

鎖の間(くさりのま)
茶室の付随して設けた場所が鎖の間という。
茶を点てたりする場所であるが、本来は客に料理を膳立てする間。
火や香などをたく炉のある部屋である。

鎖の意味は、一説では、つなぐ(クサリ状に)、部屋と部屋をつなぐ意味合いからきているとされる。
しかし、釜を吊る鎖を有する部屋。
この炉のあるところから、囲炉裏の間とも言われている。

有名なところで、桂離宮書院の囲炉裏の間が適例です。
桂離宮書院の囲炉裏の間では、煙の対処に換気設備的な役目のものまで備わっているという。

鞘の間(さやのま)
鞘の間は、書院式の茶室に多くみられる現在の広縁的な部屋。
畳敷きの細長い形から鞘の間といわれる。

今でいう控え室のような物で(次の間)にあたる。
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