2009年08月24日

四方棚

よほうだな=四方棚。

利休が好んだ棚で形はいたってシンプル。

四方棚.jpg


天板、地板、二本の柱からなる。

材は桐。

利休の四方棚は角ばったもの。

江岑宗佐も好んだ、この棚は少々違い丸みを帯びている。

江ュ宗左(こうしんそうさ)は表千家四代 (1613年-1672年10月27日)
千宗旦(せんのそうたん)の三男

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2009年08月23日

水指棚

みずさしだな=水指棚。

点前時に水指を置く為の棚であるが、二重棚の形式である。

地板に水指を置き、中段に薄茶器。

上段に柄杓、蓋置を飾る。

水指棚1.jpg


柄杓=ひしゃく (湯や水などをくむ道具 )

蓋置=ふたおき
(茶の湯の点前(てまえ)で、釜の蓋や柄杓(ひしゃく)を置く道具)

紹鴎好写や遠州が好んだ二重棚。

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2009年08月22日

ほうらくだな

ほうらくだな=炮烙棚=保禄棚

スギ材の二重棚で、上棚が長く、下棚が短く、脇板に格狭間(こうざま)の透かしがある。茶屋の水屋に設けられる仮置き棚の一種。

裏千家又隠(ゆういん)の水屋に見られる。

上の棚には炭斗、下には灰器をのせる。


又隠(ゆういん)

宗旦が隠居所今日庵を建てたのちもなお諸務に携わっていましたが、 再度の隠居の為に造った庵。

隠居するという意味でも命名に由来する。

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2009年08月20日

ひばりだな

雲雀棚(ひばりだな)

二重釣り棚のスタイルではあるが・・・

特徴は、上の棚が大きい。

下の棚は小さい。

バランスは悪いが、織部考案とされる。

雲雀棚.jpg

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2009年08月19日

蛤棚

はまぐりだな(蛤棚)

見て、そのまま。

蛤の形をした棚。

蛤棚.jpg


しかし、蛤の持つ意味はあるのでしょうか?

教えていただきたい。

裏千家利休堂では、点前畳の向壁に吊り棚形式で施されている。

シンプルな一重の釣り棚。

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2009年08月18日

釣棚

つりだな=釣棚。

一重棚、二重棚、三重棚、隅棚など総括した名称。

棚板の一点を釣竹や木を使って上から釣るすのが特徴。

台目構えでは、基本は前記した隅棚を点前座に用いる。

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2009年08月17日

違い棚

違い棚は、実際に使う為に造られた棚の形。

時には茶の湯、書院、筆具など。

広間や小間にも見られる。

特徴は、上下に二段、また左右にズレを生じさせた棚である。

違い棚.jpeg


しかし、時代が経つにつれ、使うという概念から魅せるという方向に向いてしまった。

少し前の、一般住宅でも和風の家なら床脇に見受けられる。

多種多様な棚の類である。

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2009年08月16日

隅だな

すみだな=隅棚。

茶室に限らず棚の種類は豊富かつ自由。

その中でも、入隅に設けた棚を隅棚と称する。

吊り形式だったり、形が三角だったり多種多様ではあるが、水屋や点前に便利な棚。

棚.jpg


画像右手の部分がそれに等しい。

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2009年08月15日

くぎばこだな

釘箱棚。

裏千家無色軒に施された棚。

釘箱から由来する。

無色軒(むしきけん)とは、
姿を正し、持ち物を整えた後、初めて通される部屋。

仙叟が考案。

四代 仙叟宗室 朧月庵 1622〜1697 1月23日
宗旦の末子以後代々家督継承者は宗室を名乗る

直叟はこうざま透かし二つを好んだ。

十二代 直叟玄室 又玅斎 1852〜1917 12月8日
京角倉家・角倉玄寧の子

格狭間.jpg


こうざま 【格狭間】
壇・台などの側面や唐戸などに施される、上部は火灯形、下部は椀形の曲線から成る装飾的な刳(く)り形。古くは牙象(げじよう)・眼象(げんしよう)((げじよう))といった。

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2009年08月14日

冠棚

かんむりだな=かんむりじょ=冠台。

貴人の冠を置く棚。

時代とともに進化してゆく。

もとより、仮置棚の一種だが、そのスタイルは簡素化されてきている。

冠台.jpg


香炉卓。

香炉卓.jpeg


水指棚。

水指棚.jpg


上記にも使われるようになった。

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2009年08月12日

仮置棚

仮置棚=かりおきだな。

水屋や勝手の間、控の間に設ける棚。

その名の通り、茶道具を仮に置く為に造られるもの。

便利な棚とでも言いましょうか?

茶室においいての位置付けはなされてないようだが。

水屋と茶室の中間に設ける意味では空間としての意味は無いと・・・?

これといった形やスタイルは無い。

仮置き棚.jpg

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2009年08月10日

一文字、通し棚

一文字棚。

又は、通し棚。

床の脇に配する棚の一つ。

一文字棚.jpg


特徴は、一枚の板。

これを直線状に造る。

正面から見て、少し入れ込むのが一般的。

通し棚.jpg


普通の棚板と、収まりは、何ら変わりは無い。

しかし、用語として頭に入れておくと役立つだろう。

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2009年08月09日

吉野棚

よしのだな。

棚の詳細は、面皮付吉野丸太を柱としれ四本。

客側には、円形の窓。

勝手付障子(夏場は葦を使用)。

木地は春慶塗。

サイズは、一尺五寸五部の高さ。

比較的小さい造り。

よしのだな.jpg


裏千家円能斎の好んだスタイル。

棚の由来は、吉野太夫の吉野窓がとりいれられたことから。

※裏千家13代目鉄中宗室 円能斎 1872年-1924年8月5日

※二代目吉野太夫(にだいめよしのたゆう、本名:松田徳子、慶長11年3月3日(1606年4月10日) - 寛永20年8月25日(1643年10月7日)) は六条三筋町(後に嶋原に移転)の太夫。生まれは京都の方広寺近くと伝えられる。実父はもと西国の武士であったとも。

※しゅんけい‐ぬり【春慶塗】
漆塗りの技法の一。木地を黄または赤に着色し、透漆(すきうるし)を上塗りして木目が見えるように仕上げたもの。

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2009年08月07日

台目棚

台目棚=よしだな。

台目畳の大きさに小さく畳を囲う棚。

広間を台目構えにするために、使用する。

この棚を使うことで、小間となる。

台目棚.jpg


杉の木地、赤松丸太(皮付き)、そこに葦(あし)を張って煤竹(すすたけ)で押さえた形。

棚を角に設け白竹で吊る。

よしだな、利休が好んだことから台目棚とも呼ばれる。

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2009年08月05日

厨子棚

厨子棚=ずしだな。

厨子棚.jpg


歴史は古く、平安の時代には、公家(くげ)の調度(身の回りの物)を入れる為、これも時代がたつにつれ変わってゆく。

公家=朝廷ないしその官人の総称。

室町時代では、武家の調度(飾り棚)として。

時が流れるにつれ、またその時代背景とともに変化している。

茶室で使うときは水屋などの戸棚として造られる。

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2009年08月04日

じょうおうだな

じょうおうだな=紹鴎棚。

棚の名は、まさに茶人の名からきている。

武野紹鴎好みの棚で、袋棚と水指(みずさし)棚とがある。

袋棚は檜(ひのき)材の溜め塗りで、下に二枚引の襖(ふすま)のはまった地袋がつき、その上に四本柱が立ち天板がのる。
水指棚は、天板・中板・地板の三つの棚板をもつ。

じょうおうだな.JPG




武野 紹鴎(たけの じょうおう、文亀2年(1502年) - 弘治元年閏10月29日(1555年12月12日))は、堺の豪商(武具商あるいは皮革商)。茶人。正しくは紹鷗。

wikiより。

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2009年08月03日

志野棚

志野棚=しのだな。

志野棚は志野家の志野宗信所持の棚。

利休が、これを好みアレンジして別名 利休袋棚ともいう。

白木の持つ表情が、侘びに叶うものとして注目されたという。

炉のみに用いられ桐木地。

右は違い棚、左に地袋。

志野棚.jpg


志野家とは?
初代志野宗信(1441年-1522年)は足利将軍家の6代義教から8代義政まで仕えた近臣であった。3代志野省巴は千利休を含む多くの門人を抱えたが、隠棲するにあたってその一切を建部隆勝に預け、建部隆勝の推により志野流は蜂谷宗悟に受け継がれたと伝えられる。

二代目宗温(1477年-1557年)の香棚を利休がつくり変えたとの説も。

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2009年08月01日

しながわだな

しながわだな=品川棚

桐木地に四本の白竹。

これが特徴の棚。

品川棚.jpg


更に、地板に透かしの細工。

これは、即興で作られた棚。

遠州が家光に品川の茶会に呼ばれた際に造られたとされる。

遠州とは?

近江国生まれ。
豊臣秀吉に仕えて京都に移る。
そして、古田織部おりべに茶を学んだとされる。
普請奉行として、駿府城修築の功により、従五位下遠江守に任じられる。

寛永元年(1624年)頃から茶人としての活躍が始まり、三代将軍徳川家光の茶道指南として認められた。
茶風は武家茶道に公家的な古典美を兼ね備えた「きれいさび」といわれ、近世茶道の先駆者的存在。

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2009年07月31日

三友棚

三友棚=さんゆうだな。

棚の名は、表千家・裏千家・武者小路千家の利休直結の三千家の仲をとりまとめようという牧宗和尚のはからいから考案された。

それゆえ、三友と名がつけられたとされる。

三友棚.jpeg


表千家が天板、地板に松を、裏千家が竹の柱を、武者小路千家が天板に梅の蒔絵。
上手く松竹梅となっているのが粋である。

【松竹梅】馴染みのある言葉です。
松と竹と梅。三つとも寒さに耐えるところから、歳寒の三友とよび、めでたいものとして慶事に使われる。

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2009年07月30日

五行棚

五行棚(ごぎょうだな)

十月の風炉の中置の点前で、風炉をおさめる棚として使う。

風炉は土風炉を限定として、焼杉の木目洗出しの天板と地板の間に、木(竹)の柱三本、炭の火、風炉の土、釜の金、湯の水の構成から五行棚と称される。

五行棚1.jpeg


五行という木火土金水(もくかどごんすい)の五元素。
話は宇宙規模、天文学的なことに入ってしまうので、ここまでにしておく。
初心者には難しすぎる話だ。

木は火を生じ、火は土を生じ、土金を生じ、金は水を生じて、宇宙は変化、循環し、めぐっているという。

茶の心をマスターしない限り、この美学は理解できない。

五行棚を好んだのが、裏千家玄々斎。
【裏千家十一 精中宗室 玄々斎 1810年-
1877年7月11日 三河国奥殿領・松平乗友の子】

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