2009年10月20日

竿縁天井

竿縁天井(さおぶちてんじょう)

竿縁(棹縁)と呼ばれる細い角材を一定間隔(1尺から1尺六寸五分)を等間隔に並べ、その上に天井板を張ったもの。

竿縁天井.jpg


竿縁となる材料は、小丸太、竹なども用いられる。

また吹寄せに竿縁を配置するケースもある。

基本は、天井板に直行、直角に取り付けるが、平行にする場合もある。

天井の軽量化も目論んだ天井形式の一つ。


吹寄せとは、桟などで、2本あるいは数本の間隔を狭め、他のものとの間はやや大きく開けて並べる形。

吹寄せは、障子などにも見られる

吹寄せ障子.jpg

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2009年10月19日

長片板天井

長片板天井(のねいたてんじょう)=野根板=野根

野根板を張った天井。

野根板 (のねいた)とは、木材を薄く剥い長板で椹(さわら)、鼠子(ねずこ)、杉などを使用。

別名(長ヘギ板)ともいう。

竹垂木、更にその間に女竹を入れたりするケースや、網代(あじろ)組や幅を変えて乱張り、屑(くず)張りなどする。


野根天井.jpg

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2009年10月18日

屋形天井

屋形天井(やかたてんじょう)

舟底天井(ふなぞこてんじょう)

船の底を逆さま(逆V字)にしたように魅せる天井。

この天井の形式は、空間を広く魅せる効果がる。

屋形天井と舟底天井 は同じ扱いをされている。

しかし、詳細は勾配の違いに有り。

舟底と屋形では、屋形の方が勾配をきつく施される。

他にも、棟木、垂木など構造部を見せたり、見せなかったり。

更には化粧材料を用いて造るケースも有る。

舟底天井2.JPG


一般的な舟底天井は上記のケース。

舟底天井1.jpg


こちらは、化粧をメインとしたケース。

世界の建築の歴史や文化は、このような遡った時代の建築様式の融合からなる。

歴史、文化そこに進化、これらを上手く取り入れて成り立っていると私の考える。

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2009年10月16日

葺卸天井

葺卸天井(ふきおろしてんじょう)
屋根裏天井。

屋根を葺く為の野地など、そのまま露出させた天井。

化粧で屋根裏を魅せるのではなくあくまでも仕上げはしないのが葺卸天井。

葺卸天井.JPG

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2009年10月13日

土天井

土天井(つちてんじょう)

土を塗り仕上げた天井。

大きな面を塗るというより、床などに使われる技法。

室床は、当然、土天井となる。

室床(むろどこ)とは?

天井・脇(わき)壁などのすべての入隅(いりずみ)を壁土で塗りまわしたもの。

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2009年10月09日

砂摺天井

砂摺天井(すなずりてんじょう)

砂で磨いた板を天板に使ったもの。

研磨する事で、木目をより滑らかに、美しく魅せる。

木の例では、杉の焼き板などを砂摺りにする。

砂摺天井1.jpg

砂摺天井2.jpg

砂摺天井3.jpg


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2009年10月08日

張違天井

張違天井(はりちがいてんじょう)

欅(けやき)

栃(とち)

栃の木.jpg


楠(くす)

楠.jpg


桑(くわ)

桑.jpg


その他、綺麗な木目の出る材料を板状にし、市松張りにした天井。

格天井の格縁(ごうぶち)を取り去った形感じ。

格間に上記のような板を市松に張ってゆく。

欅の張り違い天井の例 

欅の市松張り違い天井.jpg

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2009年10月06日

格天井

格天井(ごうてんじょう)

私たちが、一般和風住宅で見かける縦横に格子状に組んだ天上。
非常に高級感が有る。

見た目は、組入れ天上と類似する。

しかし、大きな違いは、使用材料。

構造材からなる組み入れ天井に対して格天井は、そのもの自体が化粧として吊り下げられている。

格天井.jpg


格式高い順に言えば「真」・「行」・「草」の3つにわけられる内の「真」のあたる。

有名な例は、二条城二の丸御殿や日光東照宮外陣。

室町や織田信長の例もあるが、現存する二条城二の丸御殿は、徳川家康が京に滞在中の宿所として造った城。

二条城二の丸御殿格天井.jpg


この時代背景からも、組み入れ天上と格天井の違いがわかる。

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2009年10月05日

蒲蓆天井

蒲蓆天井(がまむしろてんじょう)=蒲天上。

蒲を孤網にしたものを下地に張ったもの。

がま.jpg


蒲(がま)とは
ガマ科の多年草。
池や沼などに生える。
高さ1〜2メートル。
葉は厚く線形で根生する。
夏、茎頂に花穂をつけ、上半に雄花、下半に雌花がつき、雌花部はのちに赤褐色の円柱形となる。
漢方で花粉を蒲黄(ほおう)といい、傷薬にする。

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2009年10月03日

鏡天井

鏡天井(かがみてんじょう)=鏡板天井

スギ、ヒノキ正目やキリなどの杢目(もくめ)を生かした一枚の鏡板張りとした天井。

鏡板とは、格縁(ごうぶち)などをもたず、鏡のように平面に板を張って仕上げる。

杉鏡板.JPG


床天井はこの天井形式が決まり事となっている。

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2009年10月02日

掛込天井

掛込天井(かけこみてんじょう)=駆込天井=掛込み。

傾斜部を利用した天井の形。

縁側の軒など勾配が下がってくる場所など。

室内から見ると斜めに天井を造る。

茶室では、他の形式の天井と交わって使う事が多い。

また、傾斜部の天井に窓を有する物も多い。

駆け込み天井.jpg


左上の天井が、それに値する。

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2009年09月30日

小組格天井

小組格天井(こぐみごうてんじょう)=小組天井。

組入れ天井の類に入るが、平安時代以降に使われた天井の組み方。

格縁を井桁(いげた)に組んだ格間(ごうま)にさらに小型の格子を組み入れたもの。

更には、折上げ、二重折上げと巧みな技が栄える。

※折り上げ天井とは、天井の中央を天井回り縁よりも高く、丸形に湾曲させて仕上げたもの。

小組格天井.JPG

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2009年09月28日

組入天井

組入天井(くみいれてんじょう)=組天井=組入。

格縁を格子形に組んだ天井。

組み入れ天井.jpg


6〜8センチ角くらいの木材を10〜20センチ間隔に組み、その間に裏板を張った天井。

古くは平安時代まで遡る。
平安時代では、この天井が主流であったとされる。

現存最古の法隆寺金堂を見ると、梁・桁の間に木材を格子状に組んだ天井を造っている。
これも組入の天井。

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2009年09月26日

一崩しの天井

一崩しの天井(いちくずしのてんじょう)

板天井の一種。

格天井ではあるが、少し詳細は違う。

今日庵の咄々斎(とつとつさい)に使われている天井の名称。

八畳間の天井を北山小丸太の格縁で仕切り、その中に二枚の長板を組み違いに張ったもの。

長板は五葉松の古材を長板の寸法に切って加工。

板天井は様々な形があるが、一崩しの天井は意味あいが深い。

咄々斎(とつとつさい)とは、天保10年(1839)、利休250年忌を営むに際し、玄々斎が造営していた「稽古の間」を安政3年(1856)、宗旦200年忌を営むために、改修して咄々斎と改めた。

咄々斎は八畳の席で、宗旦の号をとって咄々斎と命名された。

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2009年09月25日

下り天井

下り天井(落天井=おちてんじょう)

一般的には、段差のついた天井。

しかし、茶室では、それなりの意味をなす。

茶室で、亭主の座る点前畳(てまえだたみ)の天井を、他の天井面よりも一段低く作ったもの。客に対する亭主の謙譲の気持ちを表す。

落天井.jpg


あくまでも、持成す意味で謙虚さを重んじる。

小間では、このような形式の天井を点前に使用。

広間では、書院、床脇などに用いる。

材や詳細は、それぞれの思いで異なる。

しかし、あくまでも、謙虚さが茶室の持つ真髄と言えるかもしれない。

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2009年09月24日

すだれ

簾張天井(すだればりてんじょう)

文字通り、すだれ状に編みこんだものを天井に使用する。

簾.jpg


使われる材料は、葭や萩。

また、淡竹。

淡竹.jpg


寒竹。

木賊等、様々。

※とくさ【木賊】
トクサ科の常緑多年草で、茎にケイ酸を含み、表面がざらざらしているので、乾燥させて物を磨くのに用います。

木賊.jpg


はぎ【萩】
マメ科ハギ属の落葉低木の総称。

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2009年09月22日

網代

網代天井の網代とは、魚を捕るために網の代わりに使用。

杉、ヒノキ、さわら、杉、葭(よし)竹などの削ぎ板を編んだもの。

編み方は、縦横、斜めなど。

削ぎ板(そぎいた)または、枌板(へぎ)とは、木を薄く削って作った板。

この網代を天井に使用したものが、網代天井。

網代天井.JPG

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